ADPS・プロジェクト

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ADPS・プロジェクト
本調査は・・・
1-ヒグマの行動域の具現化を目指す。
2-得られたデーターの利用の確立化。
3-今後予想される事態を予測したヒグマの研究者育成を大きな柱とし目標に定めて活動していきます。また、ヒグマの生体捕獲を目指すと供に、これら捕獲技術の向上や捕獲方法の確立も、同時に進めて行きます。

ADPS・プロジェクトとは...

背景...この数年標津町を含む近隣町村においてヒグマの目撃情報が増加しています。標津町を流れる忠類川は国内で数少ないサケ釣りが出来る河川として毎年3000人を超える釣り人が訪れます。この川でも釣り人とヒグマの遭遇が相次ぎ、しっかりとしたヒグマの調査などをする団体も無いため、平成18年の春にヒグマに精通した標津町、羅臼町、別海町に在住するメンバーが参集し当組織を構築しました。
また平成20年9月には、当センターが危険をホームページでも呼びかけていたにも関わらずヒグマによる死亡事故が標津町-当幌川で起きてしまった経緯も存在します。当センターは、今まで不確実だったヒグマの生息頭数の把握や季節ごとに変わるヒグマの活動区域の把握に務め、地域住民や当地方を訪れる観光客等に対して、的確な情報提供をし、ヒグマとの事故を未然に防ぐ事を最大の目的としています。またヒグマ目撃時、足跡の情報提供時には、即時に該当場所に出向きデーター収集を行い、その後の分析も実施しています。










事業内容...ADPS・プロジェクト
A-アニマル、D-ダイレクト、P-ポジション、S-システムの略称となります。
近年は、GPSロガーと呼ばれる装置をヒグマ等の動物に装着し、その軌跡を装置の中に記憶させる方法が生まれました。
ただし、この方法は首輪を回収し、記憶されているデーターを解析して初めて、動物の行動が判明する方法で、瞬時に動物の居場所を特定できる物ではありません。今回、ヒグマ情報センターと北海道大学獣医学部・坪田研究室とNTT-docomoは、合同研究チームを平成20年9月に発足させ、道東(南知床-羅臼/標津/別海)地区でのヒグマの追跡調査を平成21年度春期よりの実施むけて検討を進めてきました。ヒグマ追跡調査は、大きく2つの目的に分類されます。

事業目標...
1-人間の行動域とヒグマの活動圏が重なっている地域で、ヒグマの活動範囲、活動経路を的確に把握し、人間とヒグマの事故を未然に防ぎ両者の共存を目指します。

2-この地域は携帯電話の通話圏内(人間の居住区)であり、NTT-docomoの携帯電話の圏内となります。よって携帯端末のGPS装置を利用し、ヒグマにGPS発信器を装着し瞬時にヒグマの所在を把握するシステムの開発も目的とします。また携帯電話網を利用した発信器の実用化を目指すことも目的となっており、システム的に確率された場合には、世界初となる手法を目指します。

3-2009年度に実施した背景から国内で同様の調査を実施するケースが今後増えることが予想できます。しかしながら大型野生獣を生体捕獲する際の「麻酔技術者」が極端に不足しています。2010年以降に予定されているADPS・プロジェクトでは、これらの調査を今後、各地で円滑に実施するために、ヒグマの生体捕獲時における「麻酔技術者」の研修の場としてこの調査を積極的に利用しながら、事業実施を目指していきます。

具体的な方法は...ヒグマを捕獲用檻で生態捕獲し、麻酔薬により眠らせた後、NTT-docomoが開発した野生動物用の首輪式GPSをヒグマに装着します。その後ヒグマを覚醒させ放します。春期に捕獲したヒグマを冬眠直前の時期まで追跡し、最終的には「首輪の自動脱落装置」により装着していた首輪を回収する方法を取り入れます。現在の装置では不可能な、「瞬時にヒグマの居場所」をパソコン上で判別可能とするシステムのため、個体別の行動観察や行動分析が、より詳細に実施できます。また調査を実施する標津町から430km離れた北海道大学のパソコンでも分析が可能となるために危険度の判断等が、より詳細に行える利点が生まれます。





2009年度の調査で使用したGPS首輪のプロトタイプ。過酷な条件下での使用にどれだけ耐えられるかが、大きなポイントとなった。
2010年度に向けては、バッテリーの寿命なども大きな課題の一つであり、実用化に向けてのデーター収集も大きな目標となっています。

このADPS・システムが確立すると、標津町のヒグマ位置情報を北海道大学のキャンパス内で確認することが容易となります。





                            ADPS・プロジェクトに対する助成団体
                              ◎ニトリ家具(北海道応援基金)
                              ◎セブンイレブン記念財団(みどりの基金)
                              ◎三井物産・環境基金
                              ◎NTT-docomo
                              ◎北海道

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